息子のクラスでの様子は、四つばいしていても特別視するわけでもなく、個性として認められていた。ある日、クラスで鬼ごっこで遊んでいた時、それまでは走って逃げ回っていた子ども達が鬼になったとたん、みんな一斉に息子に合わせて四つばいになり、楽しそうに鬼ごっこをやっていたことが今でも忘れられない。
私たちにとって保育園での生活はとても豊かな時間。
障がい児という色メガネで息子を見ていたら、雑巾縫い、乗馬、登山、ダイナミックな泥んこあそび等など…出来ないと決めつけて、経験させていなかったかもしれない。
中学時代、Kくんは走ることはもちろん、
スキーや海水浴など、健常の子と変わらない生活を送っています。そして、彼の人柄でしょうか、周りにはいつも友達の笑顔が集まる人気者です。
今、歩行が確立している子どもも、いない子どもも、
それは成長の過程に過ぎない
と、桃っこは考えます。
「○才だから、歩かなければいけない・・」ではなく、
「この子は歩くのに△年かかるだけ」なのです。
その子にあったスピードで「発達の道すじ」丁寧に根気強くたどることで、様々な弱さを抱えた子も弱さを軽減し発達させることができます。